2-1 土地の購入希望額はいくらにすべきか?
土地が見つかったら次には購入申込みをします。
この時に購入希望額を伝える必要があるのですが、これをいくらに設定するかが難しい。
物件情報には売り出し価格が表示されていますが、これはあくまでも売主さんの売却希望価格。この額でないと買えないというものではありません。
最終的な売買額は、買い手側の購入希望額と売主の売却希望額との間で折り合いの付いた値段となります。
さて、この購入希望額を設定する際に参考になるのが国土交通省が提供している「不動産取引価格」。
この国交省のシステムでは、細かい地域を指定して実際の不動産取引価格を検索できるので、自分が購入を希望している地域において、条件の近い土地がいくらで取引されているのか知ることができます。
最初の購入希望額としては、この取引価格(坪単価)よりも少し下のところを提示してみると良いでしょう。
その時には一応、額を下げる根拠として、その土地のマイナス面を考えておき交渉材料とします。
実際私は、近所の取引価格を少し下回る額を提示。
(駐車場がないことや、古家付きであることをマイナス点に挙げて交渉。)
相手が売り急いでいたというアドバンテージもありますが、無事その額で購入することができました。
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